情報アクセシビリティの実現に向けて
障害者権利条約の時代における、著作権と放送バリアフリー

日時: 2008年3月15日(土) 9:45〜17:00
場所: 戸山サンライズ 2階 大研修室(新宿区戸山1-22-1)
定員: 200名
参加費: 無料
手話通訳、点字資料、PC要約筆記あり

○開催趣旨

2006年12月に国連で採択され、翌年9月に日本政府が署名した「障害者の権利に関する条約」は、情報、通信等のサービスや、文化的な作品などを利用し、享受すること−−「アクセシビリティ」を、権利として確保するという新しい視点を示しています。

このシンポジウムは、障害者放送協議会が取り組んでいる2つのテーマ、「著作権」と「放送・通信バリアフリー」を取り上げ、権利条約の新しい視点で捉えながら、障害当事者のニーズ、第一線の取り組み状況、また国の施策や最新技術動向の発表を交え、今後の方向性について議論していきます。

○プログラム(順不同・敬称略)

09:15 受付
09:45 開会挨拶
09:50
●基調講演「障害者権利条約と情報アクセシビリティ」
河村 宏 (国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)
10:30

<第一部> 著作権と情報アクセシビリティ

●報告「著作権をめぐる課題とニーズ 〜当事者は何が必要か〜」
神山 忠  (岐阜県立関特別支援学校)(ディスレクシア(読字障害)当事者)
佐藤 聖一 (日本図書館協会)(視覚障害当事者)
西滝 憲彦 (CS障害者放送統一機構)(聴覚障害当事者)
11:10
●座談「著作権と情報アクセス権の調和に向けて 〜各分野の取り組み〜」
進行 井上 芳郎 (全国LD親の会)
神山 忠  (岐阜県立特別支援学校)
  常世田 良 (日本図書館協会)
  西滝 憲彦 (CS障害者放送統一機構)
  成松 一郎 (出版UD研究会)
12:30 昼休み
13:30

<第二部> デジタル放送と情報アクセシビリティ

●ビデオプレゼンテーション
「デジタルテレビ放送はここが問題だ 〜当事者の声〜」
13:50
●講演「放送のデジタル化と視聴覚障害者向け放送を巡る政策・取組等について」
松川 憲行 (総務省情報通信政策局情報通信利用促進課長)
14:20
●講演「デジタル放送サービスと情報バリアフリー技術の動向」
坂井 忠裕 (NHK放送技術研究所 人間・情報 認知科学研究グループ)
14:50 休憩
15:00
●パネルディスカッション「誰もが利用できるデジタル放送に向けて」
コーディネータ 寺島 彰  (浦和大学/日本障害者リハビリテーション協会)
パネリスト
岩井 和彦 (全国視覚障害者情報提供施設協会)
比嘉 豪  (全日本ろうあ連盟)
高岡 正  (全日本難聴者・中途失聴者団体連合会)
大嶋 雄三 (CS障害者放送統一機構)
17:00 閉会

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3つの専門委員会の活動